

新しい市場に入る際、展示会や個別商談では好意的な反応を得られても、比較可能で具体的なフィードバックを十分に得られないことがあります。DJWI Wine Panelでは、ソムリエ、飲食、輸入・流通、購買などの関係者が同じ条件でドイツワインを試飲し、日本市場でどのように受け取られるかを率直に議論します。
目的は点数や表彰ではありません。重要なのは、生産者が市場から得た意見を次の判断にどう活かせるかです。官能評価やスタイルだけでなく、価格の受け止め方、ラベルやパッケージ、対象顧客、販売チャネル、競合環境、商品選定、市場性まで幅広く確認します。
テーマによっては、選定した個人会員にも審査員として参加いただきます。消費者の視点は専門家の評価に代わるものではなく、それを補完する重要な情報です。実際の購入者は商品をどう理解するか、価格を妥当と感じるか、どのデザインに興味を持つか、どの産地・品種・スタイルが購買意欲につながるかを確認できます。
Wine Panelの結果は、日本市場での見られ方を整理した具体的なフィードバックです。市場参入、拡大、商品構成の見直しなどの判断材料になります。高額な展示会出展の前に、説明が必要な商品、現実的な価格帯、実際に関心が集まるポイントを把握できることも大きな利点です。

マスタークラスでは、ドイツの生産者と日本の専門家が直接対話します。産地、栽培・醸造、ヴィンテージ、スタイル上の判断を生産者自身が説明し、参加者は質問や比較を通じて国際的な文脈の中でワインを理解できます。ドイツの産地や品種が日本で知られていても、現在の多様性が十分に理解されていない場合には特に有効です。
オンライン開催のほか、日本滞在やドイツ訪問に合わせた対面開催も可能です。地域テーマ、品種比較、ヴィンテージ、フードペアリング、各ワイナリーの変化などを、単なる販売プレゼンテーションにせず、専門的に深掘りできます。
企画・費用について: DJWIは、ドイツまたは日本でのマスタークラスについて、企画、日程調整、参加者への案内、当日の運営を支援できます。ただし、渡航費、宿泊費、ワイン発送、会場費、ケータリング、物流、外部業者費用などの実費を協会が一律に負担することは現在できません。これらの費用は事前に明確に調整し、参加生産者・関係者が負担するか、スポンサー、パートナー、個別のイベント予算などで対応します。会費にはこれらの外部費用は含まれません。

ドイツの会員向けには、日本で飲食店、流通、輸入業者などとの面談に、試飲会、業界イベント、展示会訪問を組み合わせることができます。資料だけでは分からないプレゼンテーション、価格水準、サービスへの期待、購買の考え方、人間関係の重要性を現地で確認できます。
日本の会員には、ドイツのワイン産地や生産者を直接訪問する機会を設けます。ワイナリー訪問、地域別テイスティング、生産者との対話を通じて、カタログやオンライン説明だけでは得られない産地理解につなげます。こうした訪問から、DJWIの個別プログラムを超えて長く続く関係が生まれることもあります。

日本のワイン専門展示会は、ソムリエ、購買、流通、メディア、生産者、輸入業者が短期間に集まる重要な場です。一方、単独での出展は費用が大きく、成果を判断しにくい場合があります。DJWIでは、展示会出展そのものを目的にせず、具体的な専門的目的と組み合わせることを重視します。
共同出展に専門テイスティング、マスタークラス、事前アポイント、少人数の会員向け試飲会などを組み合わせることができます。重要なのは来場者数ではなく、適切な相手に試飲してもらい、ワインを理解してもらい、その後の関係につながることです。

日本市場を検討するには、スタイルや需要だけでなく、輸入、流通、保管、価格形成、表示、各事業者の役割まで理解する必要があります。DJWIは、一般的な市場情報と実務経験を整理し、投資、パートナー選定、プロモーションなどの判断を行う前に、必要な背景を分かりやすく共有します。
DJWIは個別の法律、税務、輸入実務の専門相談を代替するものではありません。ただし、早い段階で必要な論点を整理し、一般的な流れを理解し、適切な専門家につながるための支援ができます。また、日独市場に関する具体的な課題がある場合には、市場ブリーフィングや会員アンケートなども活用します。
DJWIのつながりは、協会主催イベントの場だけで終わるものではありません。会員専用ページでは、ドイツと日本の生産者、ソムリエ、飲食、流通、メディアなどの会員を探し、自分自身のネットワークを広げることができます。
専門会員は、各会員が公開を許可した範囲で業務上の連絡先を確認し、直接連絡することができます。個人会員はプロフィールや公開情報を閲覧できますが、専門会員の個人連絡先を自由に閲覧することはできません。イベントやPanel、双方の直接的なやり取りを通じて個人的な関係が生まれることはもちろん可能です。
アカウントが有効になった後、各会員が自分のプロフィールを登録します。専門会員は企業・団体、役職、関心分野、連絡先の公開設定などを管理できます。個人会員は任意でConsumer Profileを登録し、条件に合うWine Panelやアンケートの案内を受けることができます。
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